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<title>ぼくが世の中に学んだこと (岩波現代文庫)</title>
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<description>この本は自動車絶望工場より読みやすく簡潔にまとまっている。この国では、弱者に転落しないと社会について何も知らない人が多いと思う。自分もそうだ。いつのまにか変なことになっていても、基準がないから変かど...</description>
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この本は自動車絶望工場より読みやすく簡潔にまとまっている。この国では、弱者に転落しないと社会について何も知らない人が多いと思う。自分もそうだ。いつのまにか変なことになっていても、基準がないから変かどうかわからないし気づいたときにはかなりおかしくなっていることが多い。この本を読めば、何か変、ということの基準を自己の中に少しでも作れる。あと他に必要なことは、他者がなんであるのか、ということを考えること、だ。後者についてはこの本では書かれていない。ところで、誰もがそう思うだろうが、この本に書かれている事実を解消しようと考えてみる。単純に何かを変えるだけでは解決できない。いろいろな関係者をそこそこに納得させるにはどのようにしたらいいのか、すら思いつかないが、少なくとも考え続ける必要は頭に残る。オバマの合衆国再生を読むと、問題は山積、多数当事者が存在する中でそれを解消するために彼がいかに腐心しているのかよくわかった。でも希望を捨てない強さオバマにはある。熱情を持って生きようと思った。合衆国再生とともに読むことを進める。どのような像を描いているのか、その理由とともに提示し、合意を得た上でいかにしてその像を実現するのか、を考えなければ何も変わらない。個々の問題としては、税金・借金・結婚・子育て・保険・障害・法律・社会のしくみ・他者・企業・犯罪・知恵は、知らなければ陥穽に陥る。現に知らずに陥っている人が多い。義務教育年齢までにこれらを国家や学校が教える義務を負うと考える。教えないのは、支持基盤に対して政治が屈している、ということの現われだろう。相手は変えることができないが、自分を変えてゆくことはできる。
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<title>絶望社会―痛憤の現場を歩く〈2〉</title>
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<title>野の鳥は野に―評伝・中西悟堂 (新潮選書)</title>
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<description>中西悟堂、野鳥の会会員にとっては神様のような人。そんな中西悟堂の評伝ですが、中西を直接知ることのない若い著者がよく調べて書いているなあ、という印象。でも、ただ膨大な資料にちょっと振り回されていかなと...</description>
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中西悟堂、野鳥の会会員にとっては神様のような人。そんな中西悟堂の評伝ですが、中西を直接知ることのない若い著者がよく調べて書いているなあ、という印象。でも、ただ膨大な資料にちょっと振り回されていかなと思う部分もあるが、多くの資料、インタビューから中西悟堂の魅力がよく描かれている。 

それにしても、読んでいて切なかったのは中西会長の辞任。私も野鳥の会会員になって日も浅いときに会長の辞任に出会ったが、あのときのがっかりした気持ちが思い出された。今の野鳥の会のやり方を痛烈に批判して会を去った中西悟堂の志を私たちはもう一度，見つめ直さないと行けないと感じた。


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<title>全記録炭鉱</title>
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<description>北九州から北海道まで全国にあった炭鉱の栄枯盛衰が詳細に書かれている、特に北海道の夕張炭鉱は詳細に書かれており、当時の惨状が見て取れるような衝撃を覚えた。
自動車絶望工場とあわせて名著だと思う。</description>
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<![CDATA[
北九州から北海道まで全国にあった炭鉱の栄枯盛衰が詳細に書かれている、特に北海道の夕張炭鉱は詳細に書かれており、当時の惨状が見て取れるような衝撃を覚えた。
自動車絶望工場とあわせて名著だと思う。
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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/05/4882161419.html">
<title>人間の分際―神父・岩下壮一 (聖母文庫)</title>
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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/06/4569668461.html">
<title>特攻隊員たちへの鎮魂歌(レクイエム) (PHP文庫)</title>
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<description>普段 こういう本はあまりよみませんでした。 
でも皆さんも一度読んだほうが良いと思います。 
ただ事実をあまり感傷的にならず、丁寧に淡々と。
当時の状況が書いてあります。 

「アア 
  戦士ヤア...</description>
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<![CDATA[
普段 こういう本はあまりよみませんでした。 
でも皆さんも一度読んだほうが良いと思います。 
ただ事実をあまり感傷的にならず、丁寧に淡々と。
当時の状況が書いてあります。 

「アア 
  戦士ヤアハレ 
  兵隊ノ死ヌルヤアハレ 
 コラヘキレナイ 
  サビシサヤ 
 国ノタメ 
 大君ノタメ 
 死ンデシマウヤ 
 ソノ心ヤ 
         竹内浩三」（文書内抜粋） 

 コラヘキレナイ 
  サビシサヤ・・・・ 

 この一言を読んだとき、何もいえませんでした。 
 その他にも ”日本が見えない”など 
 心を打つ詩を残してなくなった 竹内さん。 
 ストレートに心に響きます。 
 ”日本が見えない” なんて 
 なんか〜今の日本人に 
 話しかけているようです。 

 その他にも、たくさんのエピソード・・・ 
 いま 私たちの住んでいるこの日本。
 どんな気持ちで、死んでいったのか。
 ”華と散る”とは きれいな言葉ですが〜

 家族や日本の幸せを守るために、多くの若者がわが身を投じました。

 この決断をさせた軍部の中心にいた人々。
 １例として〜
 あるＳ中将に、敗戦の後「将軍自身による特攻出撃」の
 決断を迫り「重爆１機、特攻爆装をすませてお待ちしております。
 わたしも出撃のお供をします」と詰め寄ったところ、
 Ｓ中将は「死ぬばかりが、責任を果たすことにはならない」
 と唇をふるわせた  とあります。
 特攻という、これほどの重大な命令を行った人の言葉としては〜。^^;
 
 いろいろな見方をする人がいるでしょう。
 でもそれはそれで良いと思います。
 

 もう一度言います。 
 みなさん・・・一度は読んだ方が良い。 

 そんな本です。

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<title>鉄道員物語 (宝島社文庫)</title>
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<title>ベラ・チャスラフスカ 最も美しく (文春文庫)</title>
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<description>２００４年単行本として発売された作品の文庫版。東京オリンピックで金メダルを獲得し人気者になったチェコの体操選手ベラ・チャスラフスカの波乱に満ちた半生を中心に、彼女と同時代を生きた女子体操選手、あるい...</description>
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２００４年単行本として発売された作品の文庫版。東京オリンピックで金メダルを獲得し人気者になったチェコの体操選手ベラ・チャスラフスカの波乱に満ちた半生を中心に、彼女と同時代を生きた女子体操選手、あるいは彼女以降に登場したその時代を代表する選手の姿を描いた作品。

しかし、本書にはチャスラフスカのインタビューは存在していない。９３年私生活において不幸な出来事が起き、その影響で鬱病になっていたからである。

そのかわりに著者は、彼女と関係の深い人物を数多く訪ねて話を聞くこと、そして、彼女に起こった出来事（事件）に対する彼女の身の処し方を重ね合わせることによって、その実像に迫ろうとするのだが、選手としてだけではなく人間としても素晴らしく、非常に芯が強かったことが分かる。しかし、同時に彼女はその強さ故に政治に翻弄される人生を送らざるを得なかったことも分かる。

今でこそ米国や中国の選手が台頭してきているが、東西冷戦終結以前の女子体操の中心は旧ソ連を中心とする東欧諸国であったため、本書の中心となるのは東欧の選手達である。そして、共産主義国家において、スポーツはプロパガンダの手段という意味を持っていたこと、彼女達の引退後の人生も政治がかなりの部分において政治が関係してくることから、チェコを中心とする東欧各国の政治情勢にかなりの分量で筆が割かれている。よって、本書は、選手達の人生を通じて描かれる、リアルな東欧政治史の側面も持っている。

残念ながら私はチャスラフスカあるいは著者と同時代を生きてはいない。本書に登場する選手で実際に演技を見たのはコマネチ以降である。それでも本書は読み応えがあるのだから、同時代を生きた人にとって本書は非常に価値があるのではなかろうか。

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<title>昭和史最大のスパイ・M―日本共産党を壊滅させた男 (WAC BUNKO)</title>
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<title>特攻―若者たちへの鎮魂歌(レクイエム) (PHP文庫)</title>
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<title>椎の若葉に光あれ―葛西善蔵の生涯 (岩波現代文庫)</title>
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<title>六十代からのエッセイ教室―エッセイ力は人生力</title>
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<title>残り時間には福がある</title>
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老いても直、桐島洋子さんみた...</description>
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桐島洋子さんの生き様を、若い頃から感心し納得しながら、自分自身の歩む道を考えさせてもらっています。この本は今までに書かれてきた以上に、心をそそらせられる物がありました。
老いても直、桐島洋子さんみたいに生きたいと思いました。
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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/14/410300651X.html">
<title>不屈者</title>
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 本書の題材のように、挫折からの復活という感動的な題材であっても、著者の言葉...</description>
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 逆境から這いあがってきた５名の人物伝。全編優れた作品であるが、森安敏明（元プロ野球選手）と谷川浩司（棋士）が良かった。
 本書の題材のように、挫折からの復活という感動的な題材であっても、著者の言葉は淡々としている。
 それは、インタビューを受けた語り手が全てを語ってくれるからである。作者はその時の雰囲気や背景を大事にしながら文章にすれば、殆どのことが読み手に伝わるのである。著者は語り手が語りきれていない部分を補うだけでよい。
 本書で扱われた人物も著者に多くのことを語りかけている。そして、著者はそれを聞いている。その様子が浮かんでくるような良質な作品である。
 後藤正治は、作家であるまえに優れた聞き手であるに違いない。容貌もガテン系の近所のオッチャンみたいだし。
 政治家や実業家ではなく、一芸に秀でその世界で生きている人物を描く作家として後藤正治は最高の人物の一人ではなかろうか。

 なお、本作は２０００年に発売された「復活−十の不死鳥伝説 ＮｕｍｂｅｒＢＯＯＫＳ」の続編とも言える。こちらもおすすめである。
 ノンフィクションの面白さ。
スポーツの醍醐味。
勝負師の生き様。
敗者の優しさ。

うまいなぁ。

取り上げる題材人物も擽ってくれますねぇ。

彼は裏切らないっす。
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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/15/4006031238.html">
<title>咬ませ犬 (岩波現代文庫―社会)</title>
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<description>‘９１から９３年かけて雑誌に発表され、後に単行本されたものを文庫化した作品である。

咬ませ犬と呼ばれたボクサー、公式戦記録もなくブルペン捕手として野球生活から引退しながら中日ドラゴンズの２軍監督に...</description>
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<![CDATA[
‘９１から９３年かけて雑誌に発表され、後に単行本されたものを文庫化した作品である。

咬ませ犬と呼ばれたボクサー、公式戦記録もなくブルペン捕手として野球生活から引退しながら中日ドラゴンズの２軍監督になった男、競馬の世界では騎手や調教師などとは違い目立たない存在の厩務員、選手を引退した後も大学の監督として夢を追い続けるラガーマン、尖鋭登山に挑み続ける中年クライマー。

５編の短篇が収められたこの作品の主人公はいずれも一般には全く無名な人物ばかりである。ラグビー選手として有名であった坂田好弘にしても描かれたのは現役時のことではなく、引退後しばらく経ってからであり一般的にはの存在が忘れ去られた頃である。

しかし、彼らは一般的には無名でも、その世界に住む目の肥えた人物にはプロ中のプロと眼に映る人達である。

著者はそんな彼らの姿を、時間を惜しまない丹念な取材で描き出す。著者のどの作品を読んでみても判るのは、彼が「取材のための取材」は行わないということである。主人公となる人物達の日常にそっと近づき雑談を繰り返す。そしてその中からキーとなる言葉を自然に引き出していく。その人物と行動を共にしたりもするのだが、その人物のペースを乱すことなく一歩引いたところから見詰めている。著者には、主人公は取材をして作品を書く自分であるという気負ったところは全く感じられない。その人物のありのままを写し取っていく。

人物を描いたノンフィクション作品には年数が経つと色褪せたように感じるものも少なくないのだが、著者の作品はその対極にある。年月を経ても古さを感じさせなく色褪せることもない。それは著者がその人の“功績”ではなく“人物”を描いているからなのだろう。傑作！！
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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/16/4906605052.html">
<title>痛憤の現場を歩く</title>
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<description> 1つひとつにはらわたが煮え返るような思いを感じる，31の短編からなるルポ集．そのテーマは，労働者，学校，事件と警察，原発，米軍基地など，幅広い社会問題にわたる．それぞれの問題は重いが，次々と読み進...</description>
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<![CDATA[
 1つひとつにはらわたが煮え返るような思いを感じる，31の短編からなるルポ集．そのテーマは，労働者，学校，事件と警察，原発，米軍基地など，幅広い社会問題にわたる．それぞれの問題は重いが，次々と読み進めてしまう．この中であなたが特に興味を持ち，共感し，強い怒りを感じるテーマは何だろうか？
 そして現在の日本では，弱い者へのしわ寄せが，いかに強まっているかということを感じられる．日本は，いかに不況と言われても，世界中を見回すと間違いなく経済的に発展している国だ．しかしその発展の小さくない部分が，弱者へのしわ寄せによって支えられているのだろう．
 また，取材の様子や現場などの写真が時折挿入されている．この写真により著者が北海道から沖縄まで足を運び，そこで生きている人々の生の声を伝えてくれていることを強く感じさせてくれる．
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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/17/4000236571.html">
<title>全盲の弁護士 竹下義樹</title>
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<description>竹下義樹氏は日本で初めての全盲の弁護士。点字の六法全書もなく、
点字での司法試験も事実上、認められていなかった状況で、それらを
実現させ、その最初の合格者となりました。

彼の失明から、山口組五代目...</description>
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<![CDATA[
竹下義樹氏は日本で初めての全盲の弁護士。点字の六法全書もなく、
点字での司法試験も事実上、認められていなかった状況で、それらを
実現させ、その最初の合格者となりました。

彼の失明から、山口組五代目組長を引退させた最高裁での
「山口組組長の使用者責任」を勝訴させるまでを克明に、
ノンフィクションの名手・小林照幸が綴った力作。

とはいっても、竹下氏はとっても普通の人。
勉強もそこそこにしかできず、法学部を出たら司法試験にも
受かるもの、と思っていました。

それでも司法試験に９回チャレンジし続ける、その粘りと
まわりのサポートには心熱くなります。
点訳や対面朗読のボランティア、
京大法学部の司法試験自主ゼミの人々、
法務省に点字受験を掛け合う際に知恵と方策を練る東大法学部の人々。
彼らの無私の心には頭が下がります。

そのなかで、竹下氏がどのような弁護士になるのか、
どうして弁護士になるのか。
その気持ちをだんだんに固めていく姿は、普通の人と同じプロセス。
最初から弁護士らしい人ではなく、
普通に「日本で一番難しい国家試験だから」のノリがおもしろい。
親近感が沸きます。

竹下氏は龍谷大学法学部卒業で、同大学初の司法試験合格者でも
あります。同級生たちが最初から諦めていたり、挫折していくなかで、
彼だけがその意志を貫きます。

小林照幸が、
「目が見えないからこそ先入観なく、物事をとらえることができる」
と書いているのですが、目が見えないということをハンディではなく、
長所に変える強さをもっているのが竹下氏なのでしょう。

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<item rdf:about="http://c-book-063.health-shopping.net/detail/18/4006031181.html">
<title>私だけの勲章 (岩波現代文庫―社会)</title>
<link>http://c-book-063.health-shopping.net/detail/18/4006031181.html</link>
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<description>‘８３から８７年かけて雑誌に発表され、後に単行本されたものを文庫化した作品である。

ネオン街の流し、学生運動の闘志として名前は知られていたが、卒業後は路線変更しコンサルタント会社を立ち上げ成長を続...</description>
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‘８３から８７年かけて雑誌に発表され、後に単行本されたものを文庫化した作品である。

ネオン街の流し、学生運動の闘志として名前は知られていたが、卒業後は路線変更しコンサルタント会社を立ち上げ成長を続けたものの最後は破綻した人物、御巣岳山の航空機墜落事故のスクープに成功したテレビクルー、正確な情報分析と人脈で凄腕と呼ばれる選挙参謀、そして、「浪速の春団次」阪神タイガース川藤幸三。

いずれもその世界では裏方であり、挫折を経験し這い上がってきた、あるいは這い上がろうとする人物である。そして、彼らはそれぞれ本書のタイトル通り「私だけの勲章」を持っている。

著者はそんな彼らの姿を、時間を惜しまない丹念な取材で描き出す。著者のどの作品を読んでみても判るのは、彼が「取材のための取材」は行わないということである。主人公となる人物達の日常にそっと近づき雑談を繰り返す。そして、その中からキーとなる言葉を自然に引き出していく。その人物と行動を共にしたりもするのだが、その人物のペースを乱すことなく一歩引いたところから見詰めている。著者には、主人公は取材をして作品を書く自分であるという気負ったところは全く感じられない。その人物のありのままを写し取っていく。

人物を描いたノンフィクション作品には年数が経つと色褪せたように感じるものも少なくないのだが、著者の作品はその対極にある。年月を経ても古さを感じさせなく色褪せることもない。それは著者がその人の“功績”ではなく“人物”を描いているからなのだろう。

著者が取り上げる題材は最初期の「働く若者」、その後の「臓器移植を扱った医療」、そして近年中心となっている「スポーツに関わる人物」に分けられ、この作品に収録されているような人物を取り上げることはあまりない。そういった意味でも貴重な作品である。

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<title>エッセイの花束―ACC文集『小窓』第70号記念</title>
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<title>特攻隊員たちへの鎮魂歌(レクイエム)</title>
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特に印象に残ったのは、大学野球のエースの特攻前を記した「最後のキャッチ・ボール」や、「十七歳の魚雷特攻」など。どれも雑誌掲載用の短編なので致し方ないのかも知れないが、特攻隊員個人の掘り下げが若干足りない気がした。よって感情の高まりを感じにくいのが残念だった。

一点気になったのは、「さらば、愛しの吾子よ」が文芸春秋臨時増刊「日本航空戦記」（昭和４５年発行）に掲載された実松譲さんの随筆「植村中尉の遺書とその娘」と内容が酷似していること。無論、参考文献として提示はされているのだが、著者自身の加筆は少なく、参考どころか丸写しの感あり。

巻末には、秘蔵資料としてと号必携や、軍人直喩などが平仮名に修正した読み易い文章で掲載されている。当時の陸軍の思想や指導方法が理解できて良い資料だと思いました。一気に読むにはあまりに辛い一冊でした。戦争は愚かです。それを伝えるには十分すぎるほどの資料を集め、深く考えて書かれたこの一冊を冷静に読んでほしいと思います。『誰もが明るく親切で、のびのびしている。』そんな死を目前にした若者が気になってならなかった。どちらかというと、先の大戦には背を向け、特攻と言う言葉にも拒絶反応を示していたのだが・・・。大戦に関するものがどんどん風化し薄れかけている。『我らが祖国 まさに崩壊せんとす 生をこの国に享けしもの なんぞ 命を惜しまん愚劣なりし日本 優柔不断なる日本よ汝 いかに愚劣なりとも 我ら この国の人たる以上その防衛に奮起せざるをえず』海軍飛行予備学生 林少尉無批判に何も知りえず亡くなったのではなく、戦局の推移を理解し敗色の濃い日本の行く末を憂う視野を持ち、熾烈極まりない空中作戦の渦中に身を投じ、敵艦船に必中必殺の攻撃を仕掛けていった。明朗に笑いながら・・・。『空中勤務者は特に心気明朗なるを要す。一切の我執を去り、躬行を慎み、且常に身辺を整理して後顧の憂いを断たば、心気自ら朗らかとなり、修練を楽しみ、喜びて任務に就くを得べし。然らば危機恐るるに足らず、死も亦意に介せざるの境地に入るを得ん』（空中勤務者の嗜 第一要則 四明朗）風化させてならないものがある。断じて忘れてならないものがある。そんな一冊だ。どうして彼らは特攻を志願することができたのでしょう？もう、日本は負けると分かっていながら、どうして彼らは飛び立てたのでしょう？どうして彼らは、笑顔なのでしょう…本文中に『厳しい犠牲の影でなければ生きられないのかと思うと、自分の人生までがいとわしかった』という山岡荘八の言葉が出てきます。戦争を生き抜いた人たちは、生き残った喜びよりも『生き残ってしまった』という悔恨の意識に苛まれるのでしょう。戦後30年間、特攻で逝った仲間について書くことができなかった筆者。しかし戦後60年、彼らの勇気についてその時代を共に生きた人として、これからも筆を執り続けてくれることを切に願っています。
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